インターネットで注目されているnoteとは、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を配信することができるサービスです。
幅広い年齢層の方が利用され、アートなどの作品、何かのハウツー・ノウハウ、雑記的なことなど幅広いジャンルの記事が毎日たくさん発信されています。
noteは簡単に記事の作成ができ、多くの読者に見てもらいやすい環境ともあって、クリエイターの情報発信のいわゆる基地的存在とのようにもみられます。
目次
noteの特徴
noteには、以下の5つの代表的特徴があります。発信したい内容に合わせ、オリジナルのページを作成できます。
*ここでの”クリエイター”とは、公式noteで使われている”クリエイター”の意味と同義で”ユーザー” 、”利用者”という意味で使っております
音声投稿
音楽やラジオなどの音声データを投稿することができます。ラジオコンテンツとして提供されている方もいらっしゃいます。
ファイル拡張子はMP3またはAACで、最大100MBまでとなっています。
つぶやき投稿
つぶやきでは短い文章と画像を投稿できます。文字数は140文字となっており、画像を添えることも可能です。
140文字という短い文章であっても、比較的スキをされていることもあるので、長文を書けない時は気軽につぶやき機能を使ってみるのも良いかもしれませんね。
フォロー・スキ機能
フォローボタンはクリエーターのメインページの上部と記事ページの下部についており、ボタンをクリックすることでクリエイターをフォローできます。
記事の左下に表示されるハートマークをクリックするとスキをクリエイターに送ることができます。ハートマークが赤色に変化すれば完了です。
クリエイターにとってフォロー・スキをされることは喜び、モチベーションに繋がること間違いなことでしょう。
有料コンテンツの設定
記事を作成し、記事内容のどこの段落までを無料にしその下から有料にするといった設定ができます。当然、自分のアカウントのほうで事前に銀行口座等の設定も必要となります。
また画像や音声の有料販売もできるとされています。
お題企画
note公式から頻繁に記事等のお題が提供されており、「このお題で自分をアピールしたい」という場合や書くネタがなくて困っているという方、投稿テーマのヒントとしても活用することができます。
多くの人から評価を受け、公式からも認められた場合には「・・・先週特にスキを集めました!」といったサプライズもあるようです。
個人の認知度を上げるという側面もあり面白い試みです。
*さらに詳しくnote機能を知りたい方はこちら。公式のnoteヘルプセンターへどうぞ
noteのメリット・デメリット
noteを利用しているとwordpressを使ったブログと比べた際、メリットとなるポイント、デメリットと感じるポイントがいくつかあります。ここでは、noteのメリット、デメリットについて簡単に紹介します。
noteのメリット
- WordPressと違って、サイト準備をすることなく、記事の作成から簡単に始められる
- カテゴリー選択や検索ボックスを使うことで、興味ジャンル・共感できる人を見つけやすい
- お題企画、コンテストなど、無名のクリエイターでも注目されるチャンスがある
noteのデメリット
- SEO難易度:Google検索で上位を取るには相応の努力・対策が必要で難易度が高い
- 収益化が難しい: 有料コンテンツを購入されるということが簡単なことではない
- wordpressで可能な、デザイン性の高いページは作ることはできない
noteの楽しいポイント、難しいポイント
実際、私自身noteを書き初めてまだ1か月ですが、感じたポイントについて下記に簡単に紹介します。
楽しいポイント
- 情報収集には有効的
例えば、転職関係の話からブログの話、プログラミングついての話など、幅広い体験談の記事が載せられています。個人の体験談や業界関係者の見解などがあって参考になる部分もありました。
- ブログや他のSNSでは書かないような記事やテーマを書いてみる
noteでは雑記記事のようなことも気兼ねなく書きやすい環境、空気感があります。なかには愛犬や愛猫などを紹介されている方もいらっしゃります。
- noteはクリエイターにとって多角的に有効活用できるフィールドである
クリエイターの個別の作品や仕事上のポートフォリオ紹介、ライターやブロガーならライティング技術向上の場として、実績・経験値を活かしハウツー・ノウハウの紹介などいろいろな形で活用することができます。クリエイターとしてキャリアを伸ばすのに適したフィールドです。
難しいポイント
- フォロワーを増やすためには、ほかのSNS同様努力が必要な部分がある
ファンやフォロワー数がたくさんある方が嬉しいという方もいるでしょう。ただそのようになるためには、関心のある読まれやすい記事、外部SNSでのPR活動、他のクリエイターへのスキ・フォロー活動など多岐にわたって努力する部分があります。
ファンやフォロワー数を増やすことを考えた場合、戦略的な取り組みが必要だということが分かりました。
- フォロワーが多いクリエーターや、実績があるクリエーターは注目度がやはり大きい
note内でも似たようなテーマの記事を書いているライバルが多いです。
noteを始めた初期の頃は、フォロワーやスキ、ビューの数値が低くて一喜一憂してしまう部分があります。この点についてはブログ運営や他のSNS運営と同じような難しさを感じます。
noteとブログとの違い
note | ブログ | |
①準備にかかる難易度 | 簡単で手間が少ない | デザインからインデックスまで手間が多い |
②主な収益方法の違い | コンテンツ販売 一部のアフィリエイト | アフィリエイト アドセンスなど |
③アクセス経路の違い | note内部、SNSやブログ | SEO、SNS |
④主におすすめの人 | キャリア伸ばしたい人 実績や経験値ある人 | 収益化を目指し情報発信がしたい人 検索流入によるアクセスが欲しい人 |
ここでは、noteとブログの違いを簡単にまとめて紹介します。これから始めてみたい人や両方を使い分けたい人は参考にしてください。
①準備にかかる難易度
前述のメリットの項目でも紹介したように、noteはサイトを準備する必要がなく、自分のアカウントを作って、ログインして自分のアカウントページで記事を作成するだけなので、ブログと比べると簡単ではあります。
②主な収益方法
note内ルールの元で、コンテンツ販売や一部のアフィリエイト、また「気に入ったらサポート」機能で収益化が可能です。ただし、コンテンツ販売と言っても、実績・経験値ある方、知名度のある方がコンテンツ販売して”売れる”といった世界です。
一方ブログでのアフィリエイト広告の場合、契約によって金額が様々です。ブログにおいて実績や知名度がまだない発展途上段階の場合であっても、アフィリエイトなら収益化される金額がnoteでコンテンツ販売するよりも利益が出る可能性がまだ高いでしょう。
③アクセス経路の違い
note内部で作成したコンテンツに読者がリーチする仕組みと、ブログで作成したコンテンツにSEO検索順位にもとづき読者がリーチする仕組みは当然異なります。
ただアクセス量については、noteもブログも継続投稿していないと埋没していくきらいがあります。noteに自分のブログやSNSのリンクを張っている方もいます。
④主におすすめの人
noteを始めるのにおすすめな人は、前述のメリットや面白いと思ったポイントに共感・該当するという人にはおすすめです。
一方で、ブログを始めるのにおすすめな人は、自分の好みのデザイン・サイト設計で収益化を目指して情報発信の基地が欲しい方に向いています。
まとめ
以上、noteについてのご紹介でした!
ブログもnoteもまだ初めてないという人は、私個人的には先にnoteでコンテンツ発信することに慣れてから、ブログを始めた方がいいのかなと考えています。
運営戦略にもよりますが、一般的にはブログでもnoteでも継続性が重要と言われています。
ブログの場合、サーバーにかかる費用というのも考えなければなりません。
一方で、前述では紹介しませんでしたがnoteには通常の無料でできるサービスのほかに、note pro、noteプレミアム会員と有料で機能が増えるというサービスもあります。
まずはnoteの無料のサービスで自分の発信したいことを継続して投稿し、慣れてきた・ファンやフォロワーが多くなって自信がついたと思ったらnoteの有料機能やブログを始められると良いのではと考えています。
今回は以上です。